2016年10月28日

お客様各位

 

ANAホールディングス(以下、ANA HD)とベトナム航空は、2016年10月30日に始まる2016年冬ダイヤより、コードシェアとマイレージプログラムの提携を開始することを発表いたします。

コードシェアは、まず日本とベトナムを結ぶ国際線10路線で実施されます。さらに、両国の主要な国内線25路線でもコードシェア便が運航されます。これにより、域内の空の旅がお客様にとって更に便利なものとなります。

 

マイレージプログラムの提携により、ANAマイレージクラブ(AMC)とロータスマイルの会員は、ベトナム航空とANAが運航するコードシェア便でマイルを積算できるようになります。また、ベトナム航空とANAの全運航便がマイレージ特典の対象になります。

 

この2社間の提携に先立ち、ANA HDは今年、ベトナム航空株式の8.8%を取得しています。資本投資に加え、この度の業務提携により、ANAとベトナム航空はアジアにおけるサービスを拡充し、域内で増大している旅客や貨物の航空輸送に対する需要に最大限応えてまいります。

 

コードシェアとマイレージクラブの提携に加え、ベトナム語でのお客様のご案内や通訳、機内アナウンスのため、ベトナム航空の客室乗務員がANA便に乗務いたします。

 

これは、日本の羽田空港、ベトナムのホーチミン・タンソンニャット空港をはじめ、両航空会社の就航地における空港地上支援業務(チェックイン、ラウンジ、バゲージサービスなど)を統合するという決定に基づくものです。

 

ベトナム航空の社長兼CEO、ズン・チー・タインは次のように述べています。「質の高いサービスを提供する世界屈指の航空会社を傘下に持つANAホールディングスとの提携は、ベトナム航空の発展にとって重要な意味があります。この提携によって当社のプロダクトの多様化や、世界市場での競争力向上が促進されます。今回の戦略的かつ長期的な協力関係と、ANAの経験を生かすことで、5つ星エアラインになるというベトナム航空の目標の実現がさらに近づくことになるでしょう」

 

ANA HDの代表取締役社長、片野坂真哉は次のように述べています。「日本とベトナムを結ぶ航空サービスに対しては強い需要があり、その需要は高まっています。このトレンドは今後も確実に続きます。ANA とベトナム航空は、両国の架け橋として重要な役割を果たし、両国間の経済的、文化的、人的なつながりをさらに促進してまいります。双方にメリットのある今回のパートナーシップを通じて、お客様に充実したサービスを提供できるようになるだけなく、両社が航空業界で培ったノウハウを共有・結集し、様々に生かしていくことも可能です」

 

本提携の実施は、日本とベトナムの政府当局から必要な許可・同意を得られることが前提となります。